敬老日犬の顎鬚洗ひをり
9/19 イザベル真央
犬も老犬になって、からだの筋力が衰えてくると、それまでできていたオスワリができなくなり、フセのような状態で寝そべっていることが多くなる。すると、顏を床や地べたに付けた姿勢になる。意外とわかりにくいことだが、どうしても「顎」のあたりが汚れがちになる。歳をとっても、いつもきれいに心地よく過ごさせたい。チャッピーちゃんという
18歳になる愛犬のお世話していた作者は、「顎鬚」まで丁寧に洗っているのだろう。
| 固定リンク
「わん句・日めくり犬の句・犬と俳句」カテゴリの記事
- 棉の実の爆ぜる日仔犬貰はるる(2007.10.31)
- 露葎繊き赤犬を女王とし(2007.10.30)
- 残菊に犬も淋しき顔をする(2007.10.29)
- 木の実添へ犬の埋葬木に化れと(2007.10.28)
- 返事する犬ゐし小さき葉鶏頭(2007.10.27)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント