« ショーウインドーの中の子犬 | トップページ | 雪を行く尾の無き吾と濡れ毛の犬 »

2007/01/30

よその犬としばらく遊ぶ探梅行

1/30    

中西蘭子

(よそのいぬとしばらくあそぶたんばいこう)

(なかにしらんこ)

梅を愛でることは、観梅といって春の季語だが、それに先駆けて、野山に早咲きの梅を訪ね歩くことを「探梅」という。春の訪れを待ちきれず、季節を先どりしようとする心の弾みが伝わる。

「探梅」は、芭蕉の「香を探る梅に蔵見る軒端かな」という句によって、冬の季語として定着したのだとか。

梅を探して歩くといっても、せかせかしたものではなく、ゆったりとしている。ときには、途中で出逢った「よその犬としばらく遊」んだり。見知らぬ犬との交歓がいい。

|

« ショーウインドーの中の子犬 | トップページ | 雪を行く尾の無き吾と濡れ毛の犬 »

わん句・日めくり犬の句・犬と俳句」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: よその犬としばらく遊ぶ探梅行:

« ショーウインドーの中の子犬 | トップページ | 雪を行く尾の無き吾と濡れ毛の犬 »