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2007/01/28

狩の犬魔王の森を出できたる

1/28    依田明倫

(かりのいぬまおうのもりをいできたる)

(よだめいりん)

人を寄せつけない深い森の中の大樹。それに「魔王」が宿っているとして、「魔王の森」と呼ばれていた。そして、森の番人でもある「狩の犬」。

作者は、北海道在住ということもあり、大地に根ざしたスケールの大きさを感じる。

ところで、私が「魔王」で思い出したのは、ゲーテの詩にシューベルトが曲を付けた歌曲。父と子が馬に乗って嵐の中を急いでいると、子を誘う「魔王」の声が聞こえてくる。子は必死に父に訴えるが、ついに魂を奪われ死んでしまう。

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