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2006/07/16

大平四丁目錦糸町開発計画新築工事

月刊「つち」200411月号

大成建設

職長会

錦糸町の新名所

「東の六本木ヒルズ」

 土曜日の夜、たまたま「出没アド街ック天国」という番組(テレビ東京)を観ていたところ、東京都墨田区錦糸町を取り上げていた。

そこで、錦糸町の新名所の堂々1位に輝いたのが、現在建設中の「ブリリアタワー東京」。完成すると、地上四五階の超高層タワーマンションに。シックな内装と都市を見渡す眺望を誇る、「東の六本木ヒルズ」なんだとか。

 実は、その前日、私は、「東の六本木ヒルズ」の新築工事現場を訪ねていたので、びっくりした。工事名称は「大平四丁目錦糸町開発計画新築工事」なので、一般には「ブリリアタワー東京」と呼ばれているとは知らなかったのである。

小川和之副所長(大成建設)の説明によると、「大平四丁目錦糸町開発計画新築工事」とは、業務棟(事務所)、住宅棟(集合住宅)、商業棟(一棟・映画館、二棟・物品と飲食の店舗)の四つの区画の総称。

 半蔵門線錦糸町駅から徒歩三分の地に、大型商業施設やショッピングモール、シネマコンプレックスが、住まいと一体化するという、東京東部エリア最大級の複合都市開発の一環として注目されている。

 ここはもともと、精工舎(SEIKO)の広大な工場跡地だったとのこと。二〇〇三年から地盤改良、掘削を開始。

軟弱な地盤のため、地下三〇㍍を超えるところまで杭を打ち込み、柱は最高度の強度を持つコンクリートを採用。二〇〇四年一月から業務棟と住宅棟の地上躯体工事を行っている。

二〇〇六年春オープンということで、住宅棟はまだ一〇階までしか建ち上がっていない。そこからあたりを眺めると、眼下には緑にふちどられた錦糸公園、周りに高層ビルがないせいか、視界を邪魔されることなく、ぐるりと東京の夜景が楽しめそうな気がする。

職人さんは現場の宝

「大成建設最大の現場で働く職人さんは当社の宝です。ともに力を合わせて、プロのみなさんが働きやすい現場にして良いものをつくり上げよう、それが正直な気持ちです」

 大場直仁所長(大成建設)が、選び抜かれた「スーパーエリート」と賞賛を惜しまない職長会メンバー。

霞六郎会長(大飯建設)をはじめとして、業務棟会長の中射栄吉さん(丸信建設)、設備職長会会長の幸間章さん(丸電工)、会計の池田和夫さん(大成設備)と谷本勲さん(ダイダン)、書記の有田充さん(西原衛生)と新井正樹さん(関電工)、安全危険排除分科会の大沼徹さん(東和電機商会)、環境モラル分科会の阿部康明さん(協栄工業)、施設衛生分科会の深田隆之さん(大浦工測)、車両・地域貢献分科会の大渡幸作さん(宮本建設)、親睦を図るぞ分科会の西村良和さん(前会長・今井建設)の総勢一二人が集まってくださった。

 安全危険排除分科会では、全職人さんに「ひやりはっと体験」アンケートを実施。「伸び馬の足元がぐらりとして落ちそうになった」「ミキサーにひかれそうになった」など、一つ間違えば大きな事故につながりかねない「ひやり」事例がたくさん寄せられた。

危険防止のため、週一回の現場パトロールでは声掛けを徹底し、伸び馬についてなど、毎月一回、さまざまな勉強会を開いている。

環境モラル分科会は、毎週、昼食時に講師を招いて、ゴミの分別・再利用から「地球環境問題レベル」に至る勉強会を行なっている。

 施設衛生分科会は毎朝、トイレ、詰所、ロッカー室の消灯や使用状況の見回りを実施。

車両・地域貢献分科会は、週一回、現場の囲いの外の清掃を行なっている。ガードレールに手づくりの吸殻入れ(空缶を白く塗ったもの)を設置して毎日交換している。また、場内駐車場の管理もしている。

 親睦を図るぞ分科会は、ユニークな名称だ。三ヵ月に一回の割合で、各棟別の職長会や六つの分科会や現場全体の懇親会を行なっている。年末の餅つき大会には、近隣のお子さんも参加して盛り上がったそうだ。

「特に力を入れているのは、近隣の方への貢献です。現場の周りの清掃を毎日実施しています」と霞会長。

JR錦糸町駅から現場までの通勤中の歩き煙草は厳禁。通勤車両や搬入作業の駐停車も禁止。交通ルールの厳守にも努めている。

 詰所の禁煙活動も推進している。取材中、煙草を吸っていた方は一人もいなかった。これまでは、煙が立ち込める部屋の中でお話をうかがう……ということもあったが、今回はクリーンな空気の中。このこと一つをとっても、職長会のモラルの高さを感じる。

 研究熱心なことも、この職長会の特徴といえるだろう。それぞれの分科会が、自分たちが働く現場をより良くしようという意気込みで、競い合うように勉強会を開催している。

 来年にはいよいよ商業棟の躯体工事も始まる。現場は、約四倍の二〇〇〇人の作業員でふくれあがる。「新しい業者にも職長会の活動を引き継いでいかねば」と霞会長。

二年後の「東の六本木ヒルズ」の完成に向け、下町のイメージが強い錦糸町界隈も大きく変貌していくのだろうなぁ。

(明るい職場づくりをめざして 職長会訪問…32)

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