犬に愛される飼い主になるために 3
犬が指示通り実行できたら必ずほめる
森田さんの犬のしつけ方は、とても静かで穏やかです。大きな声を発したり、オーバーアクションは全くありません。
よくしつけの本には、「お座り」「待て」などの指示は、大声でとか、低く威厳のある声でなどと述べられています。
でも、森田さんのしつけの様子を見ると、犬に対して手で指示を出すなどの動作をして、こちらに聞こえるか聞こえないかくらいの声で「待て。こうしていなさい」とやさしく声を掛けます。それに犬たちは、自然に素早く反応しています。
「ナイス・ドッグ!」とほめられると、犬はうれしそうに目を輝かせます。犬も森田さんも、力んだり無理をしたりといった様子がありません。実に自然体なのです。
森田さんにそのことを指摘すると、「犬に『待て!』とか『座れ!』と大声で命令することはありません」ときっぱり。
森田さんのしつけの方法は、「動作7」に対して「言葉3」の割合とか。軍隊のように強制的に犬に命令するというより、犬のほうから従いたいと思わせるようなしつけをしているのだそうです。ご褒美のおやつを与えることもありません。
「犬のトレーニングは、空気を吸って吐くようなもの。犬との信頼関係が大切です。飼い主の愛情が、犬にとっての最大のおやつなんです」
指示通り動かなかった場合も、「いけない!」と叱ることはありません。引き綱を引いてショックを与えます。飼い主自身は、あくまでやさしく、いつもほめてくれるリーダーであると犬に思わせます。
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